お金をかけずに1年間留学する貧乏学生のブログ

私大文系、ポンコツのため第2種奨学金月8万円。親はアル中&DVのため絶縁。自力でなんとかできるか、その記録

大げんかして家を飛び出しました【Workaway】

 

 

 

 

 

 

本当は5月の8日に出る予定だったけど、急遽あのブラックワークアウェイ先を出ました。

 

 

 

というより飛び出しました。追い出されました。喧嘩しました。

 

 

 

オーナーが俺に最後に放った言葉は

 

 

「You S**k」

 

 

日本人はスラング結構知ってて、けどその本当の意味や文化的な背景を知らずに軽率に発言するから、僕自身使わないようにしてたのに、

 

 

まさか自分が心のこもったSwearingを言われるとは。

 

 

言われた時は、何も言い返せない悔しさと、ここで僕も同じように相手を罵倒したら負けだと思ってグッと堪えました。

 

 

そして頭の中で前澤友作のことが浮かびました。

 

 

 

 

 

 

 

相方がずーーとやる気でねぇ!疲れた!何もしたくない!って言ってて、それを察したオーナーが問いただして、相方は正直に言ったらしい。

 

 

相方はイギリスに帰国するのが5/7に決まってて、すでに2ヶ月近く滞在してて、喧嘩別れはしたくないってことで、ゲストとして滞在費を払って残ることを決めた。

 

 

 

 

 

そんとき相方が、

 

「私もだけどHiro(俺)も同じことを思ってるわよ!!」

 

 

ってオーナーに言ってしまったらしい。

 

 

 

 

「リビングで寝てるくらいなら、サイクリングなり、ダウンタウンに行くといいよ。疲れたふりして、仕事サボるなら外に出でもらった方がマシ」

 

ってオーナーには言われた。

 

 

は?休憩するのすら許されないんすか??

 

 

雑用が終わった後も、オーナーのこと手伝わないと不機嫌になるし、もう完全に洗脳で逃げ場がない状態だ。もちろん仕事はちゃんとやってるし、クオリティも十分なはずだ。

 

 

 

 

 

7時に起きて朝食準備

8:30-12:00まで家事(洗濯掃除)

午後はプール掃除、ベッドメイキング、草むしり、水やり、種まき、芝手入れ、その他たくさんの仕事が毎日詰まっている。一体どこに休み時間があるのだ。

 

 

それなのに、

 

「ここはコミュニティーだから個人の欲を持ち出さないで。commitが大切なのよ。そしてChoreはつまらなくはないわ。人生はゲームなの。楽しまなきゃ。」

 

などと労働を正当化するクソババァなのだ。

 

 

挙げ句の果てに

 

「スクリーン見てる奴らはクソよ。ほんと信じられない。もっと会話しなさい。」

 

スマホ&PCに真っ向から否定してくるクソめんどくさいやつなのだ。

 

 

 

 

まぁその時はなんとかごまかしたんだけど、次の日事件が起こる。

 

 

 

 

相方がゲストになったために、ワークアウェイとして働く人が僕しか居なくなってしまった。

 

 

二人でやっと午前に終わる仕事が、一人で終わるわけがない。

 

 

 

それでも必死に終わらせて、リビングで何もしないでいると怒られるから、午後の3時から外で昼寝してた。

 

 

 

そしたら

 

オーナー「お前午後何してたの?」

 

ぼく「全部仕事終わらせて外で昼寝してたよ」

 

オーナー「は?今日ゲスト来るのにベッドメイキング終わってないじゃん」

 

ぼく「は?ゲスト来るのしらねぇんだけど?」

 

オーナー「てめぇが隠れて仕事サボってたからだろ!!!」

 

 

 

ぼく (((( 1ヶ月間、1日も休み取らずに働いた結果がこれかぁあ )))

 

 

そう、僕は1ヶ月ストレートで働きっぱなしだったのだ。今までに見た景色は家の敷地内と、たった30分のサイクリング。

 

 

 

 

ぼく「おれもうガーデニングとか興味ないからここ出るわ」

 

 

オーナー「は?お前来る前3ヶ月いるって言ったじゃん」

 

ぼく「1ヶ月過ごしてわかった。僕には向いてない」

 

 

オーナー「なら今すぐ出てけよ」

 

 

ぼく「おーけー。出てくわ」

 

 

オーナー「お前マジでクソだな You S**k!!!」

 

 

 

 

 

 

はい。ソッコーで荷物まとめて出ました。

 

 

 

金ないし、時間ももう5時過ぎてたから、近所の公園で野宿しようとひたすら歩いた。

 

 

ベンチに全荷物置いてひたすらぼーっとしてた。通り過ぎる人は、このJapは何やってんだ?と言う感じで不思議そうに見つめてた。

 

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現場

 

 

 

そしたら唯一声をかけてきたのは中国人の奥さんとカナダ人っぽい旦那さん。

 

 

夫婦「お前ここでキャンプするのか?」

 

ぼく「キャンプはしないよ。一夜過ごすだけ」

 

夫婦「何があったのいったい?」

 

 

ぼく「I am kicked out of my host family」→この表現は一生忘れねぇ。

 

夫婦「ま?車で街まで連れてってやるよ」

 

 

ぼく「いやマジで大丈夫(日本人炸裂) 声かけてくれてありがとう!!」

 

夫婦「マジか。気をつけろよな」

 

 

 

 

そんなこんなで20時をまわり、あたりもだんだん暗くなってきて、風が強くなり、いよいよ寒くなってきた。

 

 

あーこれ一夜明かすのかなりきついかもなぁ。まぁ一夜くらいならいけるかとか思いながら、デニーズ24時間やってるし、最悪そこで暖を取ろうと思ってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしたら

 

 

 

 

 

 

老夫婦「ここで一夜明かすのは危なすぎるから、街まで連れてってやる。モーテル知ってるからそこ行こう」

 

 

 

 

ぼく「いや大丈夫っすよ!お気持ちだけで嬉しい(日本人ビッグバン)」

 

 

老夫婦「いいから行くぞ!!」

 

 

 

車までの道のりで自分のことを色々話した。日本でのこと、家のこと、そしてワークアウェイで経験したこと。

 

 

 

 

 

老夫婦「それ警察もんだな。ちょっと家教えろよ」

 

 

ぼく「えーっと忘れました(嘘)」

 

 

 

まじで惚れたよ。かっこよすぎる。

 

 

 

 

さらに

 

 

老夫婦「お前貧乏学生なんだろ?異国の地に一人で飛び込むのは勇気がいるし、大変なことだ。モーテルの金は俺が持ってやるから今日はゆっくり休め。」

 

 

 

 

ぼく「..................!!!!涙」

 

 

 

 

そのままモーテル予約してくれて、挙げ句の果てには、

 

「腹減ってるだろ?これで飯食ってこい」

 

 

と言って20ドル札を渡してくれた。

 

 

 

 

Workawayでの1ヶ月、休みなしで、寝床は外のテントだった。

 

 

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入り口破損、風ビュービュー

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりに横たわるベッドの感触、僕は一生忘れない。

 

 

 

 

世の中は優しさでできている。僕は人より幸せな環境にはいなかったけど、人より幸せを感じられるし、優しさを受けて育ったきた。

 

 

 

 

 

そして今は、相方がパブでもらいタバコして仲良くなったシンママの家に居候してる。

 

 

 

シンママ「てめぇの家みたいに好きに使っていいからな!!」

 

 

ぼく「.............!!!!!!涙」

 

 

 

 

 

 

もう、、、。

 

 

 

 

このことを1日で帰国した日本人に言ったら(前回記事参照)

 

 

「それは巡り合わせだね。もっと気を楽にして、流れに任せて行こう」

 

 

と、すごい心が軽くなる言葉をもらった。

 

 

 

 

 

 

いやー、これからどうなることやら。

 

現時点で一つ言えるのは、このカナダの滞在はすでに僕にとって実りあるものになったということ。

 

 

 

とりあえずいろんな人にすぐに滞在させてもらえるか聞いてる。ここに居られるのは8日までだからなんとかしないと。

 

 

 

 

 

~今日わからなかった単語や言い回し~

 

kicked out of 追い出される

I can’t thank you enough感謝しても仕切れない

Disposable
single use 使い捨て?

 

 

 

 

[渡航前]

63,000 保険
43,000 飛行機代 片道 

[バンクーバー]

7,500 ゲストハウス 3泊 

6,000 バス代 to Kamloops

7,000 ご飯代

[Kamloops]

2,000 タクシーto滞在先

54,000 滞在先に支払う金←!?!?!?!?!

 

1,300 散髪費用

5,000 酒代

 

※日本円換算 1CAD=85円